デスクトップ仮想化は情報システム部門の運用管理工数も軽減

ニューノーマルな働き方に向け、デスクトップ仮想化で安全なテレワークを実現

withコロナの時代を迎え、テレワークの普及が加速しています。感染のリスクを最小限に抑えながら経済活動を軌道に戻していくために、新たな働き方を支えるセキュアな基盤が求められています。

コロナ禍で加速するテレワークという働き方と抱える課題

新型コロナウイルスの影響で、都心部を中心にテレワークが一気に普及しました。内閣府が発表した「新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化に関する調査」によると、東京23区でテレワークを経験した人の割合はおよそ2人に1人(55.5%)となっています。また、大手企業各社のトップから在宅勤務を制度として定着させる発言が相次いだことから、中堅・中小企業にも広がりがあると予想されます。テレワークはafterコロナにおいても働き方として浸透する可能性が高いといえます。

  • * 出典:内閣府「新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化に関する調査」

一方、社外で仕事をする時間が増えたことにより情報漏えいのリスクが高まりました。今まで社内にあった端末が社外に持ち出されることで、紛失や従業員のデータ搾取による情報漏えいが発生しやすくなったためです。セキュリティ対策が十分ではない従業員個人が所有する端末の使用も情報漏えいのリスクとなります。

しかし、このような課題を抱えつつも、テレワークがwithコロナの時代において必須の働き方であることは大手企業各社の動きからも明らかです。新しい働き方を支え、セキュリティリスクをいかに防ぐかがポイントとなってきます。

安心で安全なテレワークに最適な仮想デスクトップ(VDI)

2020年4月に緊急事態宣言が発令されたことにより、急きょテレワークに切り替えた企業も少なくありません。そうした企業は取り急ぎ社外から「リモートデスクトップ」で接続するケースも多かったと思われます。リモートデスクトップの場合、VPNの接続設定をすればすぐに仕事ができる環境が構築できるからです。しかし、リモートデスクトップは社内の端末にリモート接続して操作するため、社内と自宅(勤務場所)で2台の端末が必要になります。その場合、OSアップデートやライセンス管理など、管理の手間が2倍になってしまいます。

端末管理の効率化を考慮しますと、テレワークの基盤には仮想デスクトップ(VDI)の採用が現時点では最良の選択といえるでしょう。各利用者の端末環境をサーバー側に統合することができるため、管理作業を効率化できます。

VDIでサイバー脅威のリスク軽減へ

VDIの導入はサイバー脅威のリスクを軽減することにもつながります。物理的な端末環境はサイバー攻撃に利用されることが多いからです。たとえインターネットとの入口と出口の対策をしっかりしたとしても、脆弱(ぜいじゃく)性の残る端末を社内ネットワークに接続することで、攻撃者が簡単に侵入できてしまいます。しかも数が多いため、OSやアプリケーションが最新の状態に保たれているかのチェックも行き届かない傾向があります。

またリモートデスクトップを採用しますと、社外から直接社内ネットワークに入ることになります。認証や保護のための多層防御を導入しておらず、利用者が推測されやすいパスワードを使用している場合、簡単に社内ネットワークに侵入できることから、リモートデスクトップの利用はランサムウェアで感染させようとする攻撃者から狙われやすいといわれています。

VDIの場合はサーバー側に全ての端末環境を持っており、クライアント側でアプリケーションやデータを持つことはないため、情報漏えいのリスクが軽減されます。OS・アプリケーションのアップデートを情報システム部門が一元的に管理できるため、脆弱性の残る端末を放置することもなくなり、サイバー脅威のリスクを軽減できます。

「VDIは使い勝手が悪い」という認識は古い?

以前は「VDIは使い勝手が悪い」という認識が広まっていました。これは今まで端末の環境を一律にする「リンククローン」が採用されてきたことが要因です。

リンククローンは、OS・アプリケーションなどの共通部分を端末にログインしている利用者が使いまわす仕組みです。CPUの性能やストレージの容量を節約できる、OS・アプリケーションを一括でアップデートできるというメリットがあります。その反面、利用者はこれまでのように使いたいアプリケーションをインストールすることができなくなるため、従来のPC利用時よりも、使い勝手が悪い、利便性が下がるというデメリットによりVDI利用が進まないといった問題がありました。

こうした制約を解消したいという利用者のニーズがあるなら、「フルクローン」を採用するべきでしょう。これまでのPC端末と同じように、利用者に合った環境を用意できます。フルクローンでのVDI構築には、ストレージ容量を多く消費するという課題もありますが、その課題を最新技術で解決できるのが「HPE SimpliVity」です。

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使い勝手がよいVDIを構築するならHPE SimpliVityがオススメ

フルクローンのVDIに最適なのがHPE SimpliVityです。HPE SimpliVityは、サーバー、ストレージ、通信機器がオールインワンで提供されるハイパーコンバージド(HCI)製品です。必要な設定が出荷前に終了しているため、短期間で導入できるのが特徴です。HPE SimpliVityがVDIと親和性が高い理由は三つあります。

1.重複排除・圧縮機能によるストレージ消費の効率化

重複排除・圧縮機能により、フルクローンを採用した場合でもリンククローンとそれほど変わらないストレージ消費で運用できます。専用のハードウェアアクセラレーターを使用しているため、一般的なHCI製品と違ってパフォーマンスが低下することがありません。

2.コストパフォーマンスに優れた高い拡張性

一般にHCI製品は拡張するためにはノード単位で追加をする必要がありますが、HPE SimpliVity はCPUリソースのみ追加することができるため、事業拡張などで利用者が増える場合でもコストパフォーマンスの良い運用が可能です。

3.約500GBを数秒でバックアップ・リストア

HPE SimpliVityは、従来のHCI製品では別途準備が必要なバックアップソフトウェアを標準搭載しています。重複排除・圧縮機能と組み合わせることで、迅速なバックアップ・リストアを全自動で実行できるため、システム担当者の運用負荷を軽減します。

新たな働き方を支えるHPE SimpliVityという選択肢

VDIは、今後求められる新しい働き方やBCP対策、セキュリティ強化に最適な基盤です。そしてVDIに親和性のあるHPE SimpliVityでテレワーク基盤を構築すれば、セキュアな環境を効率的に運用しつつ、TCOを削減できます。

今後はテレワークの良さを生かし、ライフワークバランスを重視しつつ価値を最大化する働き方を模索する段階を迎えます。HPE SimpliVityは新たな働き方を支え、価値をもたらす基盤としてプレゼンスをさらに高めていくでしょう。

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  • 秒速バックアップが世界を変える 新世代ハイパーコンバージド(PDF・4ページ)
  • ハイパーコンバージェンスに適したHPE SimpliVityのコンポーザブルファブリック(PDF・8ページ)
  • 誰でもわかるハイパーコンバージド インフラストラクチャ(PDF・65ページ)

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