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ApaRevo 活用コラム
消化仕入れについて
アパレルや雑貨等では一般的な消化仕入れの取引について、「ApaRevo」導入事例を通してご紹介します。
消化仕入れについて
株式会社大塚商会
首都圏ソリューショングループ
アパレル/ライフデザインSPソリューション課
舟橋 徹
アパレルや雑貨等では一般的な消化仕入れの取引について、「ApaRevo」導入事例を通してご紹介します。
消化仕入れの場合、一定期間の売上数を集計して手動で仕入れ計上するといった方法が多いと思います。
ただし、事例となったお客様では
- 取扱商品のほとんどが親会社からの消化仕入れ商品
- 消化仕入れの計上と親会社への報告を毎日行う
という特殊な事情があり、カスタマイズにて自動化することになりました。
カスタマイズするうえでポイントとなった点が二つあります。
- 同じ商品でもB品は仕入れ単価(掛率)が異なる
- 社員販売は仕入れ単価が異なる(条件が複雑で自動計算できない)
上記に対する対応として
- 売れ上げ計上時にB品売り上げはフラグを立て、B品用単価掛率計算を行う
- 社員販売は本社経理部にて単価チェックし、承認後に単価確定される
という仕組みを組み込みました。
また親会社への毎日の報告を行うこともあり、データ連携までを自動実行できる仕組みとしました。
- 日々の売り上げデータから仕入れ先ごとに消化仕入れデータを自動生成
- 親会社分の消化仕入れデータから報告用テキストファイルを作成し、親会社にFTP送信
以上の処理が夜間自動実行され、消化仕入れ報告にかかる工数はほぼなくなりました。人間がやらなければいけない作業と自動化できる作業を切り分けて、効率化を実現した事例のご紹介でした。
[SE]2019年 5月21日