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第141回 病気の伝染と安全の伝統
安全が好きになり、安全が上手くなるような安全な風土を目指しましょう。そしてドライバーと「無事故・無違反・無災害」に「無病」を加えた「4つの無」に挑戦しましょう。事故や違反により、ドライバーが無職にならないように。病気や怪我により、ドライバーが無職にならないように。ドライバーが自己紹介で「趣味は安全です!特技は確認です!」と言えるように。
病気の伝染と安全の伝統
関心があれば、興味が趣味に変わり、おのずと上手くなります。
安全もスポーツや勉強と同じく、上手くなれば好きになれます。
好きになれば、誰も見ていないところでも努力を継続できます。
努力すればもっと上手くなり、維持するためにも継続できます。
安全の教育は、スポーツ(行動)や勉強(考え方)を教えることにも似ています。
安全が上手くなれば、安全でいられることが楽しくなり、維持するための努力がいつしか習慣になります。
安全が好きになり、安全が上手くなるような安全な風土を目指しましょう。
ドライバーが自己紹介で「趣味は安全です!特技は確認です!」と言えるように。
安全に不可欠な「確認のやり方や回数」を、車内で確認できるのが添乗指導です。
そのメリットは、事故を起こす前に事故につながる行動や考え方を発見して改善できること。
添乗指導とは、悪くなる前に悪い症状を早期に発見するための健康診断にも似ています。
管理者は「添乗(診断)してみないと分からないこと」を多く発見して、ドライバーに伝えて改善を促しましょう。
今は各地や各社において、インフルエンザが流行しているようです。
事故は病気と同じく、予防をしていないと危険が車内に充満します。
事故は病気と同じく、予防をしていないと危険が社内で伝染します。
事故や病気を想定して、ひと手間を掛け続けるのは面倒なものです。
そのひと手間は社外(病気を予防)や車内(事故を防止)に多く、ひとりで実践するべきもの。
だから妥協しようとする自分を許してしまい、手順を省く傾向です。
だからみんなで約束をして、みんなでやればできるようになります。
安全において事故が減りやすい環境とは、健康において体重を減らしやすい環境と同じく。
自らの強い目標への決意や動機だけでなく、周囲の人の影響により互いに高め合うことで、望む結果が出やすくなります。
安全と健康は自分を律して、自分で自分に打ち勝つもの。
仕事や品質は自分を鍛えて、全員で他社に打ち勝つもの。
ひとりはみんなのために。
ひとりの添乗指導で「発見」したことを、研修でみんなに「伝達」すること。
みんなはひとりのために。
みんなに「伝達」したことを、点呼でひとりずつ「確認」すること。
事故や病気の予防の方法も、伝達により伝統にすることができます。
ドライバーと「無事故・無違反・無災害」に「無病」を加えた「4つの無」に挑戦しましょう。
事故や違反により、ドライバーが無職にならないように。
病気や怪我により、ドライバーが無職にならないように。
ドライバーが自己紹介で「趣味は健康です!特技は安全です!」と言えるように。
ありがとうございました。
次回は2月8日(金)更新予定です。
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