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第42回 未来を創る
未来は、創(つく)るものです。
会社が将来なりたい姿である企業ビジョンも、社員の行動によって、創られるものです。
何割の社員が、この「自分たちが会社の未来を創る」という意識を持っているかが、会社の力を測る尺度の一つだと思います。
こういう社員をつくるための重要な手段は、会社の歴史をしっかり教えることです。
今ある会社の姿は、創業者をはじめとする先輩たちが創ってきたものだということを、強く感じさせることです。
そのために、沿革を表した年表を、目に付くところに貼り出すのが、有効だと思います。
今は知りませんが、昔は、小学校の教室の黒板の上に、日本の歴史年表が貼ってありました。
児童は、知らず知らずのうちに、過去を意識し、そのことによって真っ白な未来を意識していたのではないかと感じます。
社内の目に付くところに貼り出した、会社の沿革年表に、毎年、その年に象徴的だった出来事を書き加えていきましょう。
そうすれば、「会社の歴史は、自分たちで創るものだ」という意識が、芽生えるのではないでしょうか?
未来の欄には、「?→!」とでも入れておけば、よいと思います。
次回は10月2日(火)更新予定です。
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