車の安全と自動運転
2022年5月13日公開分のiPhone Business Networkの番組サマリーをお届けします。
番組サマリー
クルマ情報メディア「くるまのニュース」が、日産の新技術を取り上げています。
それは、自動的に危険回避を行うグラウンド・トゥルース・パーセプション(Ground truth perception)技術。
このセンシングシステムに、iPhoneユーザーにもおなじみのLiDAR(ライダー)が装着されているそうです。車の周囲の3Dデータをセンシングして分析するほか、車両周辺に計10個ものカメラ、前後、計7個のレーダーを搭載してあらゆる情報をセンシングしているそうです。
そうしたセンシングを分析して自動的に危険回避を行うグラウンド・トゥルース・パーセプション技術は、走行中に次々と起こり得るさまざまな状況において、自動的に緊急回避操作を可能にするそうです。しかも、2030年までに日産のほぼ全ての新型車にグラウンド・トゥルース・パーセプション技術を搭載することを目指しているというから、さすがですよね。
今の車ってITの塊みたいなものなんですよね。そうしたITが、運転をサポートする安全設計に使われるのは、とても良いと思うんです。人が運転をするほうが危険なので、「人は運転をするな」という時代が来るんじゃないかと、ある人に聞いたんです。
車の運転を楽しみたい人は、ゴーカートみたいに専用のコースなどで運転を楽しむとか、人が運転する車と自動運転のレーンが分かれるとか、そんな時代が来るのかもしれませんよね。
僕は車が好きで、運転をするのも大好きなんです。だから、危険を察知し警告する程度のサポートで十分です。今の車も、車載カメラが8個ぐらいあって、マルチビューで見ることができるし、センサーが警告してくれるので助かっています。
弓月さんも最近は車で移動したりドライブをすることが多いそうですが、運転中に眠くなって視野が狭くなっていると感じたことがあるそうです。
そんな場合は、すぐに安全な場所に移動し運転をやめて休養をとるべきなんですが、自分では大丈夫だと思って運転をしていて、危険回避行動が遅くなる場合もあると思うんです。そんなとき、車が危険回避をしてくれるという安全設計は、これからの車のあるべき姿なんじゃないですかね。
自動運転技術で気になるのが、ハッキングなどのリスクです。5Gの普及で遅延の少ないネット環境になり、便利な世の中になってきていると思います。しかし、車の運転機能を乗っ取られたりすると、何もコントロールできなくなります。さらに、通信環境が常に安定している訳ではありませんので、クラウドサービスのサーバーがダウンして目的地に着かないなんてトラブルも起こりうるのではないでしょうか? ある程度スタンドアロンで動く仕組みと自動運転から手動へすぐに変えられる仕組みも当然必要かと思います。
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